「起業したいけど、失敗したらどうしよう…」
「起業した後もお金ってどれぐらいかかるんだろう」
新しい一歩を踏み出したいけれど、なかなか勇気が出ない。そんなあなたに、今日は私自身のささやかなビジネスの仕組みを例に、「こんな起業の形もあるんだよ」というヒントをお届けできればと思います。
これは、「〇〇をすれば儲かる!」といった直接的なアイデア集ではありませんが、私が実際に一人で運営しているビジネスモデルが、あなたの「自分にもできるかも?」という希望や、「こんなやり方もあるんだ!」というヒントや新しい視点に繋がったら、こんなにうれしいことはありません。
では、行ってみましょ~!
私の仕事:好きなモノを、必要な人へ届ける「小さな専門ネットショップ」
私は「こだわりの輸入文房具やデザイン雑貨のオンラインセレクトショップ」を一人で運営しています。世界中から、自分が「これは素敵だな」「誰かの暮らしを豊かにするかもしれないな」と感じたアイテムだけを選んで、お客様にお届けする、そんな小さな専門店です。
「専門ショップって、在庫をたくさん抱えないといけないんじゃないの?」
「一人で商品の仕入れから発送まで全部やるのは大変そう…」
そう思われるかもしれませんね。でも、実は私のビジネスには、初期費用も月々の運営コストも、そして日々の手間も、ぐっと抑えることができる「ちょっとした秘密」があるんです^^
低コスト・省力化の鍵!「在庫を持たない」「発送もお任せ」という選択
私のショップの大きな特徴は、いわゆる「無在庫」で運営している点です。これが、低コストと省力化を実現できている最大の理由。具体的には…
仕入れの支払いが後でOK!だから資金繰りがラク: お客様から注文が入って、その代金をお預かりした後に、仕入れ先(メーカーさんや卸業者さん)に商品代金を支払う仕組みです。つまり、**「売れる前に商品を買い込んで、在庫リスクを抱える」ということがありません。**これは、特に資金の少ないスタートアップにとっては、精神的にも経営的にも非常に大きなメリットですよね。
商品は仕入れ先からお客様へ直送!だから梱包・発送の手間いらず: お客様への商品の発送は、なんと仕入れ先が直接行ってくれます。私がやるのは、注文情報を仕入れ先に正確に伝えることだけ。「商品を保管するスペースも、梱包材も、配送業者とのやり取りも不要」なんです。これにより、私は本来時間を割くべき「お客様対応」や「魅力的な商品探し」、「ショップの運営やPR」といったコア業務に集中できています。
必要なのはスマホとPCだけ!?一人社長の自由な働き方
こんな仕組みなので、日々の業務は基本的にスマートフォンとパソコンが1台ずつあれば、自宅兼事務所で十分に完結します。 お客様からの問い合わせ対応、注文処理、仕入れ先との連絡、新しい商品のリサーチやショップページの更新…これら全てが、この2つのデバイスでできてしまうんです。
あと、自宅兼事務所(自分の部屋が会社!)にある設備としてはプリンターとスキャナーぐらいで事足りてます。
こんな感じだから場所や時間に縛られすぎずに、自分のペースで仕事を進められるのは、一人でビジネスを行う上で大きな魅力だと感じています。
気になる固定費は?月々「約3万円」で会社が回るリアル
こういうシンプルなビジネス形態の私の会社(合同会社です)の月々の純粋な固定費も驚くほどシンプルです!
- 携帯電話代
- インターネット回線費
- インターネットFAX代(まだまだFAXが必要な取引先もあるんで)
- 事務所(自宅)の電気代の一部
これらを合計しても、大体月に3万円程度で収まっています。もちろん、これ以外に変動費(例えば広告宣伝費など)はその時々でかかりますが、毎月必ず出ていく固定費がこの程度で済むというのは、経営の安定にとって本当に大きいんです。
このビジネスモデル、あなたの「好き」や「得意」で応用できるかも?
私が扱っているのは、たまたま「輸入文房具やデザイン雑貨」ですが、このビジネスモデル自体は、いろいろな分野で応用可能だと思うんです。
- あなたが情熱を注げるニッチな趣味のアイテム
- 特定の専門知識が必要な特殊なツールや材料
- 海外にはあるけれど、日本ではまだあまり知られていない便利なグッズ
大切なのは、「信頼できる仕入れ先を見つけること」と「お客様に価値を届けられる商品知識や情熱を持つこと」。そして、それを伝えるためのマーケティング力ももちろん必要です。
でも、「大きな資金がないと起業できない」「一人では何もできない」なんてことは決してありません。
最後に:小さな一歩が、新しい景色を見せてくれる
今回は、私のささやかなビジネスの裏側を少しだけご紹介させていただきました。 もしあなたが今、新しいことを始めることに躊躇しているのであれば、私の例が「こんなやり方もあるんだな」「これなら自分にもできるかもしれない」と、ほんの少しでも前向きな気持ちになるきっかけになれば幸いです。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫。小さな一歩を踏み出すことで、きっと新しい景色が見えてくるはずですよ。応援しています!